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カバヤ文庫あらすじ紹介

あらすじ『剣豪ダルタニャン』

  • フランス国王に仕える銃士になりたくて田舎からパリへやってきた青年ダルタニャンは、ひょんなことから「三銃士」と呼ばれるアトス、ポルトス、アラミスと同時に決闘することになってしまいました。しかし、三銃士に恨みを持つ枢機官の護衛士との争いに助太刀したことで、4人は深い友情で結ばれるようになります。

    その頃宮廷内では、枢機官リシュリューの陰謀が渦巻いていました。王妃を密かに愛しているイギリスのバッキンガム公爵ともども罠に陥れようとしていたのです。罠にはまった王妃が公爵に渡してしまったダイヤモンドを取り返すために、また王妃を守ろうとする侍女コンスタンスのため、ダルタニャンは三銃士と共にイギリスへ出発します。

    道中リシュリューの手下に行く手を阻まれますが、三銃士が自らを犠牲にしてダルタニャンを行かせるのです。更に、行く先々でリシュリューの部下である謎の貴婦人ミレディーが暗躍します。 果たして、ダルタニャンは期日までにダイヤモンドを王妃の元へ持ち帰ることが出来るのか・・・!?

    <はしがきより一部抜粋>
    小説家アレクサンドル・デュマ(1803~1870)は、まるで巨人まがいの、 波風の高い一生を送りました。・・(省略)・・
    実にでっかい頭の持ち主で、素晴らしい大きい事件を人の考え及ばない方へ延ばし、もつれさせて、話を限りなく長くつづけて行くのです。 それがいつも実に面白く、読み出すとだんぜん終わりまで誰も止めることが出来ません。芝居の方も、当時大した評判でしたが、この人くらい多くの人々に愛し読まれた小説家はフランスで他にないでしょうと思われるばかりです。
    中でも世界中にひろまっていちばん有名なのがこの『剣豪ダルタニャン』 原作名『三銃士』、また『モンテ・クリスト』などで、後のものは我が国で『厳窟王』という名前で知られています。

    〈京都大学名誉教授  太宰 施門)

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    発行年月日:昭和28年9月20日
    作者:アレクサンドル・デュマ

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あらすじ『黒馬のかなしみ』

  • 額にある白い流れ星・・・4歳駒になった「黒(ブラック)」は、母馬の元を離れて、大地主の屋敷へ引き取られる事になりました。
    働き者で美しい馬なので、主人は「ブラック・ ビューティ」と名付けてくれました。そこで出会った牝馬のジンジャは、ここへ来る前はひどい扱いを受けて育ったとのこと。世の中の厳しさをブラックに教えてくれました。

    この屋敷の主人が、やむなくブラックを手放すことになり、彼とジンジャは 伯爵家に引き取られました。そこでの扱いはひどく、酔っ払った馭者に乱暴に扱われたブラックは大怪我をしてしまいます。傷は治ったものの傷跡は残り、また売られることになりました。その後も、貸馬車屋などに度々売られ、あちこちで苦しい思いをしたのです。
    辻馬車引きのジェリーに買われた時は、家族みんなから可愛がられ、ブラックも伸び伸び働きました。「みんな仲良く」を口ぐせにしているジェリーとその家族がブラックは大好きでした。ジェリー一家は「ジャック」と呼んでくれました。

    ある日偶然、ジンジャに会ったのです。売られた先でこき使われ、すっかりやせ衰えて別の馬のようでした。2頭は再会を懐かしみましたが、その数日後・・・。ブラックは見てしまったのです。 荷馬車に乗せられていた1頭の栗毛の馬の死体・・・。それはまぎれもなくジンジャでした・・・。

    ブラックは、また売られる事になりました。ジェリーが病気になり、一家は泣く泣くブラックを手放したのです。その後もブラックは次々と売られ、乱暴な扱いを受けます。ふとジンジャの言葉が頭をよぎりました。「死んで楽になりたい・・・。」

    馬市に出されたブラックは、そこで思いがけず懐かしい顔に出会いました。額の流れ星を見て「ブラック・ビューティ!」と呼んでくれた青年、それは最初の屋敷で世話をしてくれたジョウだったのです。ジョウの働く屋敷に買われ、やっとブラックに平穏な日々が訪れたのでした。

    ブラックは、 死んでしまったジンジャの事を時々思い出し、今の幸せをかみしめ、どんな小さな仕事も熱心に、どんな人に向かってもおとなしく親切にして生きることを一生忘れないでおこう・・と心に固く誓いました。

    <はしがきより一部抜粋>
    この物語を書いたアンナ・シュウウェルは、足を痛めたために外出によく馬に乗ることになり、いつのまにか自分と馬の区別がつかなくなったらしいのです。馬が残酷な扱いを受けると、自分が苦しめられているように思いました。彼女にとっては、馬は自分であり、人間だったのです。

    (京都大学教授 川田周雄)

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    発行年月日:昭和28年10月11日
    作者:アンナ・シュウウェル

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あらすじ『腕白小僧いたずら日記』

  • この『腕白小僧いたずら日記』は、南ドイツ、バイエルン地方に生まれた、ルードイッヒ・トーマの小説です。主役の少年が、いたずら小僧「ルードイッヒ・トーマ」として出てきますから、自分の少年時代のことをありのままに書いたのかもしれません。

    「長い休暇で、1ヶ月にもなる。母さんは、毎日何かしら持ちあがるんだから、こんなに長いお休みじゃ・・・と言って、よくため息をついたし、姉さんは、おれのおかげで一家の評判が悪くなってしまうと言った。」

    この冒頭部分から分かるように、中学生・ルードイッヒ少年のいたずらは数知れず。隣の家の猫のしっぽに花火をくくりつけ、お茶の時間に放して騒ぎを起こす、なんてことは序の口です。たまりかねた母は、先生に頼み込んで、早く休みが終わった小学校にルードイッヒを行かせることに決めました。小学生に混ざって授業を受けるという屈辱を味わったルードイッヒですが、小学校でも次々と騒ぎをおこし、とうとう監禁されてしまいます。が、彼はまんまと逃げ出し、先生が大事にしていた果樹園の桃を大量に失敬して家に戻りました。たった1日で、先生も「もう来てはならん!」と言ってよこす始末・・・。

    彼の行く先、どこでも大人の怒鳴り声が響きます。(彼のいたずらには、彼なりの理由があるのですが・・・。)あちらこちらで謝っている母を見て、何とか喜ばそうと思っても、常に失敗に終わります。ある時、列車の中で葉巻を吸い、ビールを飲みすぎて気分が悪くなり「この気持ちの悪いのが直ったら、いつまでもおとなしくして母さんにやっかいをかけるのはよそう。」・・と改心し、彼の帰りを喜んで迎えてくれた母に 「これからは、ずっとおとなしくします。」と言いました。

    ・・さて、ルードイッヒは本当にいたずらをやめたんでしょうかね・・・?

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    発行年月日:昭和28年7月14日
    作者:ルードイッヒ・トーマ

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あらすじ『安寿姫』

  • 遠国へ流された父、平正氏(たいらのまさうじ)を尋ね、母と乳母に連れられて14歳と12歳の姉弟が旅をしていました。姉の名は安寿(あんじゅ)、弟は厨子王(ずしおう)といいます。筑紫へ向かう旅の途中、親切な船頭を装った人買いにだまされ、姉弟は母と乳母と離ればなれになってしまいました。

    姉弟は、丹後の国の山椒太夫(さんしょうだゆう)という長者の屋敷に買われました。姉は浜へ潮汲みに、弟は山へ芝刈りにやらされます。幼い姉弟にはつらい毎日でした。

    ある日、安寿が弟に屋敷から逃げ出す知恵を授けているのを、太夫の息子の三郎に立ち聞きされてしまいます。ふたりは、額に鉄の火ばしで×印を焼きつけられました。痛みをこらえ、姉弟は姉が肌身離さず持っていた守り地蔵を拝みました。すると、どうでしょう。不思議なことに痛みがなくなり、焼き印も消えたのです。ふと見ると、お地蔵様の額に、ふたつの×印の傷が付いていました。お地蔵様がふたりの痛みを引き受けて下さったのです。

    その日から、安寿の様子が変わりました。年よりも大人びて見え、いつも何かを思いつめているようなのです。ある日安寿は、弟と一緒に芝刈りに行くことを何とか許してもらいます。弟を連れて山に行った安寿は、すぐに丹後の国分寺まで逃げ、さらに都へ行くようにと厨子王に言います。安寿は、弟を屋敷から逃がすことをずっと考えていたのでした。守り地蔵を弟に託し、泣く泣く走り去った弟を見送った後、安寿は山のふもとの沼に身を投げたのでした。

    厨子王は、国分寺で親切な僧に助けられ、山椒太夫の追手から逃れます。都へ行き、やがて元服して平正道(たいらのまさみち)と名乗り、丹後の国の国守となりました。まず、人の売り買いは一切してはならないと厳しく定めました。山椒太夫の屋敷に買われていた人たちは、働きに対して給料を貰えるようになりました。

    筑紫にいるという父は、既にこの世の人ではありませんでしたが、正道は佐渡へ買われたという母を探し出し、涙の再会を果たしたのでした。

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    発行年月日:昭和28年2月2日
    作者:山椒太夫

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あらすじ『空とぶカバン』

  • むかしむかし、ある国に、ひとりの商人がおりました。彼はたいそうお金持ちでしたが、ある日病気でぽっくり亡くなってしまいました。 彼の息子は、残された大金を使って、毎日友人を呼んで遊び暮らしました。あっという間にお金も底をつき、友人達は彼に愛想を尽かして去って行きました。彼に残されたのは、古い寝間着と一足のスリッパだけ。ひとりだけ親切な友人がいて、彼に古い大きなカバンをくれました。

    何も入れるものがないので、家の代わりにでもしようか・・と、息子はカバンの中に入りました。・・・するとどうでしょう!カバンの鍵を押すと、カバンは彼を乗せたまま、ふわっと空に浮かび上がったではありませんか!そう、これは不思議な空飛ぶカバンだったのです。カバンは息子を乗せてどこまでも飛んで行き、海の果てのトルコの国にたどり着きました。

    この国にはたいそう美しいお姫様がいらっしゃるのですが、占いで「結婚すると不幸になる」とお告げがあったため、誰とも会わず城の奥で ひっそりと暮らしているとのことでした。息子はカバンに乗って空を飛び、お城の奥に忍び込みました。 そこにいらしたお姫様の美しいこと!
    お姫様は突然現れた、風変わりな男にびっくりです。息子は「あなたの美しさに惹かれてやってきたトルコの神です。」と言いました。 息子はお話が得意だったので、お姫様に一晩中色々な話をして聞かせました。そして言いました。「僕と結婚して下さい。」

    息子が神様だと信じてしまったお姫様は、王と王妃にも面白い話をして、結婚の許しを得るようにたのみました。王と王妃も彼の話術に魅了され、 ついに結婚の承諾を得ました。息子は大喜び! 「これでまた遊んで暮らせるぞ!」
    調子に乗った息子は、町の人に自分の偉大さを示そうと、カバンに花火を積み込んで空に舞い上がり、大空にすばらしい花火を上げました。
    カバンを森に隠し町に出かけてみると、町の人は皆息子のことを偉大な神だと話しています。息子は得意満々で森に帰って来たのですが・・・ カバンがないのです!カバンは・・・花火の残り火で、灰になってしまったのです。

    結局息子はお姫様に会いに行けず、そのまま色々な土地を歩いてまわってお話をして暮らしたそうです。そのお話は、王や王妃にしたお話ほど楽しいものではなかった・・・ということですが。

    *同時収録:『死人の恩返し』

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    発行年月日:昭和28年11月20日
    作者:アンデルセン

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あらすじ『可愛い小公女』

  • 父親に連れられて、イギリスの寄宿学校にやってきた大きな瞳の美しい 少女がいました。少女の名前は、サァラ・クルウ。父のクルウ大尉はインドで事業をしており、大変裕福でした。幼い頃母を亡くし、たった一人の肉親である父と別れて学校に入るのは、父娘にとってさみしいことでした。

    院長のミンチン女史は、たいそう欲深で、クルウ大尉が裕福なのをよく知っているので、サァラをちやほやし、何事も特別に扱いました。他の生徒達はサァラの美しさと立派な身なりに驚き、「まるで公女さまみたい!」と囁き合いました。

    実際サァラは心の優しい少女で、決していばらないし、皆に親切でした。仲間から少し馬鹿にされていたアーメンガードという少女、母親がいなくて泣いて皆を困らせてばかりいるロッティという小さな女の子と仲良くなります。
    そして、召使いのベッキィという少女とも身分の分け隔てなく仲良くなりました。年長のラヴィニアは、今迄自分が生徒の中で一番だったのに、その地位をサァラに奪われて妬み心を持っていました。そして、ミンチン女史も胸中では人の心まで見抜くようなしっかりした眼を持つサァラを嫌っていました。

    サァラの誕生日パーティーが行われる日でした。突然、クルウ大尉の死という悲報がもたらされたのです。その上、事業が失敗し、破産したとのこと。ミンチン女史は、今迄とうって変わって一文無しになったサァラに冷たくあたります。 召使いとして学校でこき使われ、冷たい屋根裏部屋で寝起きをする生活が始まりました。つらく厳しい仕事ばかりでした。でもサァラは、決して弱音を吐くことはありませんでした。自分が死にそうなくらいお腹が空いている時でも、持っていたパンをほとんど乞食の子に与えてしまいます。我慢ができないほど寒くても、お腹が空いていても、いつも心は「公女さま」のようだったのです。

    隣にインドから帰ってきたという紳士が引っ越してきました。屋根裏部屋から外を眺めていたサァラは、隣の屋根裏から出てきたインド人の水夫と出会いました。インド語で話しかけられた水夫はひどく驚き、二人は時々会うようになりました。その頃から、サァラに素敵なプレゼントが届くようになります。サァラには送り主が誰なのか分かりません。

    ある日、サァラの部屋に隣で飼われているサルが逃げてきました。サァラはサルを連れて隣に行き、インドから帰ったという紳士と顔を合わせます。彼女に興味を持った紳士は、身の上話を聞いて叫びました・・・「この子だ!・・・この子だ!」 紳士は、クルウ大尉の友人だったのです。失敗したと思われていたダイヤモンド鉱山の経営は上手くいき、クルウ大尉の残した財産を渡すために、ずっとサァラを探していたのでした。サァラに届いていたプレゼントは、水夫から話を聞いたその紳士、カリスフォド氏が贈ったものでした。

    欲深なミンチン女史は、サァラを学校にとどめようとしますが、サァラは学校には戻らず、カリスフォド氏と暮らすことになりました。ベッキィも一緒です。 サァラは、自分に残された財産を、貧しい子ども達の為に使おうと考えていました。上品で気高い小さな公女さまの瞳の中には、勇気と愛情の心が燃え上がっていました。

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    発行年月日:昭和27年10月14日
    作者:バーネット夫人

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あらすじ『十五少年漂流記』

  • これは、小帆船に乗った15人の各国籍の少年たちが難船して、孤島に漂着した話を描いた冒険談です。しかもただの冒険談ではなくて、そうした境地にあっての生活の工夫や、環境の描写に、ゆたかな科学精神のあらわれた物語です。

    ニュージーランド、オークランド市のチェアマン小学校の生徒14人は、夏休みに船でニュージーランドを一周するという楽しみに胸を躍らせていました。出航を待ちきれない彼らは、前の晩から船に泊まることにしました。子ども達以外には世話係の黒人の少年ひとり。大人は乗っていませんでした。その夜、綱がほどけて皆が寝ている間に船が岸を離れてしまったのです。(このことで、ひとりの少年が誰にも事実を打ち明けられず苦しむことになるのですが・・。)嵐の海の中に放り出された船は、何とか島に漂着しました。

    島を探検した少年達が発見したものは、洞穴と白骨の死体、そして漂着者が 残した漂流日記でした。この島は無人島だったのです。少年達は、自分の力で生きていかなければならないと悟ります。選挙でリーダーである「大統領」を決め、毎日勉強をし、めいめいの年と力に応じた労働をすることにしました。人口15人の独立国の誕生です。

    漂着して2度目の冬を迎える頃、意見の食い違いから、4人の少年が仲間の輪から離れていきました。そんなある日、島に漂着した女性を発見したのです。彼女は悪者に捕らえられて南米に行く途中に難破して、この島に着いたとのこと。悪者達が島にいることを知った少年達は、仲間割れした4人を探し、一致団結して悪者を捕らえることにしました。この事件で、仲間の絆が更に深くなりました。

    悪者を捕らえた少年達は、悪人達が乗っていたボートを修理して島から脱出します。2年に渡る、長い「夏休み」が終わりました。彼らは、どの学校で習うよりもっと貴い物を、この2年間で学んだに違いありません。

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    発行年月日:昭和28年6月28日
    作者:ジュール・ベルヌ

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あらすじ『オズの魔法使い』

  • アメリカ大陸の真ん中、広い広いカンサスの野原でつむじ風が起こり、ドロシーと犬のトートーは小屋ごと空中高く吹き上げられ、そのまま不思議な国に放り出されました。そこで出会った魔法使いに、どうすれば元の国に帰れるか尋ねたところ、エメラルドの都に行き、オズという魔法使いに聞いてみるよう教えられます。魔法使いに不思議な力と銀の靴を授けてもらい、ドロシーは旅立ちました。

    旅の途中、「脳みそのないかかし」、「心のないブリキの木こり」、「勇気のないライオン」に出会いました。彼らは、それぞれ自分に足りないものをオズに授けてもらおうと、ドロシーと一緒に行くことになりました。数々の困難を、知恵と力を出し合って乗り切り、エメラルドの都に着いた一行はオズに面 会します。オズは「西の国の妖婆を殺したら願いを叶えよう」と言いました。しかし、苦労して西の妖婆を倒しても、オズは願いを聞いてくれません。

    実は、オズはドロシーと同じようにつむじ風で飛ばされてきた普通 のおじさんだったのです。飛んできたときに魔法使いと勘違いされ、引くに引けず、うそで皆をたぶらかして、そのまま魔法使いのふりをしていたのです。

    ドロシーがカンサスへ帰る方法は、南の国の魔女が知っていました。ドロシーは、かかし、木こり、ライオンと泣く泣くお別 れし、銀の靴の魔法によってカンサスに帰ることができました。

    皆、それぞれ願いを叶えることができました。かかしも木こりもライオンも、自分に「無い」と思っていたものを、ちゃんと持っていたのです。

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    発行年月日:昭和28年7月12日
    作者:フランク・バーム

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あらすじ『ニルスのふしぎな旅』

  • このお話の主人公は、怠け者でいたずらっ子のニルスです。
    ある日、両親が出かけて留守番をしている時、ひとりの小人を見つけました。小人を生捕りにしようとしたニルスは、小人の魔法によって、自分も小人にされてしまうのです。すると、動物たちの言葉が分かるようになりました。今までニルスにいじめられていた動物たちは、小さくなったニルスを嘲笑うのでした。

    南から渡り鳥がやってくる季節でした。その群を、ニルスの家で飼っているがちょうのモルテンが、うらやましそうに眺めていました。雁の群を追って逃げようとしたモルテンを捕まえようとしたニルスは, モルテンの背中に捕まったまま、大空へ舞い上がりました。
    これが大冒険の始まりでした。もともと、がちょうは飛べません。モルテンは、隊長のアッカを先頭に飛ぶ雁たちに必死に付いてゆきます。その背中に乗せてもらい、ニルスとモルテンは仲良しになりました。
    途中、雁たちを付け狙う悪狐が登場し、雁たちは何度も窮地に立たされますが、ニルスの活躍によって難を逃れます。今まで動物をいじめていたニルスにも彼らの気持ちが分かるようになり、雁たちとニルスの間に友情が芽生えました。

    鳥たちが南へ戻る時がやってきました。モルテンは、旅の途中で出会った雁をお嫁さんにして、元の土地に残ることになりました。ニルスはアッカ隊長から、元の姿に戻るには、貧しいニルスの家のためにモルテンの首を切らねばならない・・と教えられます。ニルスの父親が、戻ってきたモルテンの首に手をかけました。ニルスが、「モルテンを助ける為なら、元に戻れなくてもいい!」と小さいままの姿で父親の前に飛び出そうとしたその瞬間、ニルスにかかっていた魔法がとけたのです。

    長い旅が終わりました。元に戻ったニルスに、もう動物たちの声は聞けません。仲間だった雁たちは、ニルスとの別れを惜しみつつ、南へと旅立って行きました。

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    発行年月日:昭和28年4月12日
    作者:セルマ・ラーゲレフ

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あらすじ『秘密の花園』

  • 忙しい両親に構われず、召使いや乳母に甘やかされて育ったメアリーは、人を愛する心とか、人に良い感じを与えるなどという心を持たない、妙に大人ぶった少女に成長していました。メアリー9歳の時、両親が流行病で亡くなったため、これまで住んでいたインドからイギリスの伯父の元に引き取られることになりました。伯父の家は、イギリスの荒野にある広い屋敷でしたが、暗い影が漂っていました。せむしの伯父クレイヴンは、最愛の妻を亡くしてからというものひねくれて心を閉ざし、旅行ばかりしていました。

    「つむじまがりのメアリー」は、女中のマーサや、マーサの弟のディコンに出会ってから、少しずつ明るく優しい少女へと変わっていきます。ある日、こまどりに案内されるようにして庭の奥の「秘密の花園」を見つけます。それはクレイヴンの妻が好きだった花園で、彼女が死んで以来、悲しみのあまりクレイヴンが鍵をかけてしまい、誰も入れなくなっていたのです。メアリーはディコンと庭師のベンの力を借りて、花園を手入れしていきました。

    そんな中、メアリーは家政婦メドロック夫人と医者による陰謀から屋敷内に幽閉されていたクレイヴンの息子コリンと出会い、仲良くなります。病弱だったコリンは、メアリーやディコンと「秘密の花園」で遊び、健康と笑顔を取り戻しました。

    旅から戻ってきたクレイヴンは、元気になった息子と甦った花園を見てどんなに喜んだことでしょう!コリンが元気になったことで、メドロック夫人たちの陰謀も消え去り、二人は屋敷から逃げていきました。 広い屋敷に、10年ぶりに幸せが訪れたのでした。

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    発行年月日:昭和28年5月26日
    作者:バーネット夫人

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あらすじ『月世界探検旅行』

  • 「仲秋の名月」という言葉があるように、秋の月はほんとにすばらしいですね。あのお月様に行ってみたいというのは人類の長い間の夢でした。この物語はそんな人類の夢を実現した、ある一人の少年のお話です。

    今から何十年も昔、まだ飛行機もロケットもなかった時代のことです。オランダの港町ロッテルダムにハンス・プファールという少年がいました。ハンスには両親がおらず、叔母さんの家に引き取られて暮らしていましたが、その家の2階に奇妙な老人が住んでいました。老人は熱心な月旅行の研究者でしたが、無口で人付き合いが下手でした。毎日いろんな物を集めてきては部屋にこもって不思議な実験をしていましたが、ハンスにだけはやさしく話しかけてくれました。目を輝かしながら月旅行について語る老人の話を聞くうちに、ハンスは老人以上に熱心になっていきます。ハンスは月へ行くための気球の仕組みなど、一生懸命勉強しました。いよいよ気球のロープを切って飛び立つときがやってきました。

    しかし、つりかごに乗っていたのはハンスと2羽のハトと1匹の猫だけ。老人は飛び立つときの事故のために地球に取り残されてしまいました。ハンスたちを乗せた気球は月めがけてぐんぐんと地球から離れていきます。 月への旅行はハラハラドキドキの連続です。いろいろな危険がハンスにおそいかかってきますが、ハンスは見事に切り抜けて、無事に月へとたどり着きました。

    それからもハンスの冒険は続きます。月に住んでいる小人たちの町や、地球からは見ることのできない月の裏側の謎…。ハンスが地球に帰ってくることはなく、ただ彼の体験をまとめた1通 の手紙が届いただけでした。

    この物語は日本でいえば江戸時代の終わり頃にかかれたものです。もちろん架空のお話ですが、当時の最先端の研究・実験に基いて書かれていて、どんどん物語にひきこまれていきますよ。

    *同時収録:『赤き死の仮面』『暗黒の地獄』

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    発行年月日:昭和28年8月25日
    作者:エドガー・アラン・ポー

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あらすじ『里見八犬伝』

  • 室町時代、いまの千葉県に安房の国がありました。領主である里見家の主は正義を守り、情に厚い立派な武将でしたが 戦乱の時代、 周りの国々と何度も戦をしなければなりませんでした。
    里見家には伏姫という娘がいましたが口がきけず、一度も 笑うことなく泣いてばかりいました。ところが、三歳になったあるとき一人の老人から白い八つの玉 のついた数珠をも らった途端に口がきけるようになり、そのことがあってから、伏姫は美しく利口な娘に成長していきました。そんな姫に里見家の飼い犬である八房という猛犬もよくなついていました。

    里見家が戦で負けそうになったときに、敵の大将を倒したら伏姫をもらうという約束を主と交わした八房は、見事に敵の大将を倒しました。里見家の主は 姫を八房に与えることに悩みましたが、伏姫は家のため、父のためと思い、老人からもらった数珠を首にかけ、八房にみちびかれて姿を消してしまいました。伏姫のことを心配するあまり病気になってしまった姫の母のためにも何とか姫を連れ戻そうと、姫と八房の行方を探し当てた里見家の主は家臣を引き連れて出発しましたが、八房を狙った鉄砲の弾が八房の身体を突き抜けて伏姫の命までも奪ってしまいました。心やさしい姫の魂は八つの数珠の玉 にのり移り関東の八つの国にそれぞれ散っていきました。その玉 には「仁・義・礼・智・忠・ 信・孝・悌」の文字がひとつずつ刻まれていました。

    それからしばらくの間に、関東の八つの国からこの玉を持った八人の勇士が現れました。彼らは玉 に刻まれた文字にふさわしい心をもっており、その心を一つにして里見家のために奮闘しました。彼らの活躍によって平和な時代がおとずれたのは、伏姫の死から三十余年あとのことでした。 彼ら八犬士はそれぞれ里見家の姫と結婚し、幸せに暮らしました。

    <はしがきの一部より抜粋>
    皆さん、ここにやさしい現代の言葉に書き直された『里見八犬伝』は、十九世紀の大小説家滝沢馬琴の原作で、全部で九輯百六巻、世界でも数少ない絵入りの大長編小説です。・・(一部省略)・・
    八犬士はまるで道徳の魂のような人達ばかりですが、善人は必ず栄え悪人は必ず滅びるという、馬琴の強い信念のあらわれと考えて下さい。馬琴は『八犬伝』を完成するのに二十八年かかりました。あと二年になって目が悪くなり、嫁のお路に字を教えながら書かせて、出来上がった時には完全な盲目になっていました。七十五歳の年です。
    それから七年後に馬琴はなくなりました。 

    (京都大学教授  野間 光辰)

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    発行年月日:昭和28年4月7日
    作者:滝沢馬琴

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あらすじ『家なき娘』

  • 少女ペリーヌはお父さんが亡くなったあと、お母さんと馬車の旅を続けていた。でも、そのお母さんも病気になり、亡くなる間際 「お父さんのふるさとマクロールへ行きなさい。そうすればおまえのおじいさんに会えるはずよ。」 と告げる。 馬車とロバを人に売り、わずかなお金で空腹をしのぎながら旅をするペリーヌに親切だったのはお金持ちではなく、貧しい人たちだった。 やさしく賢い少女は人々に助けられながら亡き父のふるさとにたどり着き、自分の正体を隠したまま祖父の会社で働くことになる。

    一方、一人息子の遠いインドでの結婚に反対しつづけ失望していたペリーヌの祖父は、目を患い、どこか人に冷たい老人だった。しかし、その祖父が健康と希望と人間愛を取り戻す日がやってきた。彼が自分の会社へ新しく雇った、しっかりもののかわいい少女は、彼が夢にまで見た孫だったのだ。少女のやさしさと強さは祖父の暖かい心をよみがえらせ、会社と町全体を楽しく明るいものにかえていったのである。

    <はしがきの一部より抜粋>
    幼い時に私たちの持った経験や夢は私たちの一生に深い影響を与えるものですが、少年少女時代に読んだ本は、私たちに夢を、また一種の経験を与えることによって、私たちの一生を通 じてのものの見方や感じ方、ひいては私たちの生き方をさえ決めるものだといえます。私たちの世界は今よくなるか、悪くなるかの大きな岐路に立っています。

    そしてそれが本当によくなるためには、他人に対する同情や、地上のすべてのものに対する愛や、忍耐心や勇気や知恵が必要です。童話はいつもこれらのものや、その向こうにある夢の世界について教えてくれるものでなければなりません。又それは私たちの生き方に影響する程強い力をもったものでなければなりません。

    カバヤ児童文庫の本は、ことにこのマローのお話は、こうした私の注文に適った物語です。読者の皆さんがこの本を読んで、いつまでも読後の感動や心に浮かんだ夢を忘れないでいて下さったら幸いだと思います。

    (関西大学教授  堀 正人)

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    発行年月日:昭和28年1月4日
    作者:マロー

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あらすじ『オリバーの冒険』

  • 主人公のオリバー少年は、孤児院で育ちました。孤児院から逃げ出してロンドンに出たとたん、泥棒の仲間に 捕まり、悪事の手伝いをするように脅されていました。しかし、オリバーは優しさも勇気も持ち合わせている少年でした。親切な老人に保護されたのもつかの間、またも泥棒たちに 連れ戻され、泥棒の手引きをさせられます。

    そこで怪我をし、仲間に見捨てられたオリバーでしたが、 その家のメアリー夫人とローズに命を助けられ、そのままその家で暮らすようになります。 このオリバーが、実は莫大な財産の相続人だったのです。オリバーに執拗にからむ泥棒の頭領的存在のモンクス、実は彼がオリバーの腹違いの兄で、財産を手に入れるために何も知らないオリバーを手元に置こうとしていたのです。 最初にオリバーを助けてくれた老人の力で次々真実が浮かび上がり、モンクスは追放され、ローズが実はオリバーの叔母に当たることが分かって物語は大団円を迎えます。

    <はしがきの一部より抜粋>
    人間は、正しければ、そういつまでも不幸でいるはずはありません。やがてこの少年にも幸福な日がやってきますが、それはここでお話するよりも、皆さんがこのお話の中で読んで下さった方がよいでしょう。それと、もう一つ。皆さんがこのお話を読むときには、今から150年ほども前の、ロンドンの下町の様子をも読みとることをお忘れにならないように。世の中の悪いところや、足りないところを直したり補ったりして、だんだん良くしていこうというのが、若いディケンズの烈しい願いだったのです。

    (東京大学教授  上田 勤)

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    発行年月日:昭和28年8月18日
    原作タイトル:
    『オリヴァー・トゥイスト』
    作者:チャールズ・ディケンズ

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あらすじ『ゴーゴンの首』

  • この本に収められた3つの話は、アメリカの小説家ナサニエル・ ホーソンが「少年少女のために」書いた『ワンダ・ブック』から取ったものです。ホーソンは、その材料をギリシャ・ローマの物語の中から取り、それを自由に書きこなしています。

    ゴーゴンとは、世にも恐ろしい3兄弟の怪物で、頭には髪の毛の代わりに大きなヘビが100匹も生えており、その歯は長い牙で刀よりも鋭く、しんちゅうでできている手を持ち、身体は鉄のうろこで覆われ、その身体には大きな羽があり、羽の1枚1枚は金でできていました。その顔をじっと見たものは、たちまち石になってしまうのです。

    パーシウスという若者が、国を治める王にゴーゴンの首を取って来るよう命じられました。 旅の途中で知り合ったクイックシルバァという若者の知恵と、ニンフの力を借り、ゴーゴンを倒すための道具を揃え、パーシウスはゴーゴンと対峙します。取るのは、3兄弟の中で最も強いメズサの首。知恵と道具に助けられ、勇気を持ってゴーゴンに挑んだ末、ついにメズサの首を取ることに成功しました。

    戻ってきたパーシウスに、王をはじめ家来や多くの人が首を見せろと詰め寄りました。パーシウスが止めるのも聞かず、ゴーゴンの首を見てしまった王や人々は、たちまち冷たい石になってしまったのでした。

    *同時収録:『パンドーラのはこ』『何でも金になるはなし』

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    発行年月日:昭和29年3月21日
    作者:ナサニエル・ ホーソン